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感染症情報
ヒトメタニューモウイルス感染症
みなさんは、ヒトメタニューモウイルスという名前をお聞きになったことはありますか? 毎年この時期(晩冬から春)に流行するウイルスで、乳幼児期に肺炎、細気管支炎、喘息の増悪などをもたらします。感染後3~5日して発症し、発熱、咳、鼻水、ゼイゼイするなどの症状を起こします。抗生物質は効果がなく、5日ほどで自然に回復します。迅速診断ができるようになったのですが、6歳以下で、胸部レントゲンで肺炎の合った児にのみ保険適用があり、熱や咳があるからと言って誰にでも検査ができるわけではありません。たいていは5~7日で自然に回復しますが、しばしば肺炎で入院が必要な場合もあります。